内容説明
「スパルタクス、おまえにも先頭をきってもらいたい」仲間の求めに応じスパルタクスは起った。寄せ集めの集団は、やがて奴隷解放の旗印を掲げる反乱軍としてイタリア本土を席巻する。だが、世界最強を誇るローマ軍の反撃が始まらんとしていた――! ローマ帝国に叛いた男を描く歴史大活劇第二弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
mapion
284
ローマの奴隷、剣闘士で一番人気のスパルタクスは仲間と図り養成所から脱出する。大将に祭り上げられ迷いが始まる。誰のための戦いか。自分のためか、剣闘士仲間のためか、それとも集まってきた脱走奴隷たちのためか。他にも迷いは尽きず戦いに勝っても心は晴れない。自分は、付き従う奴隷たちを故郷へ帰すべきなのか、誇り高き剣闘士らしい戦いができているのか。ローマを征服する事を望んではいない。剣闘士としての人生しか知らないスパルタクスは、誇り高い戦い様を世に示すことくらいしかできない。奴隷としての劣等感は最後まで付き纏う。2025/10/29
優希
74
面白かったです。世界史を学んでいたので、スパルタクスの反乱はザックリと知ってはいましたが、改めてその動きを見直した感があります。ローマ帝国に背き、剣奴として生きたその生き様は、ただ強いのではなく、弱く悩み抜いた姿も見ることができ、とても興味深く読めました。暗い部分が浮き彫りになっているような気もしますが、それも含めて剣闘士として世界史に名を馳せたのだと思わずにはいられません。2018/04/29
眠る山猫屋
39
再読。カエサル以前のローマ帝国、剣闘士スパルタクスの乱を描く。 実は学生時代の恩師がスパルタクスの世界的な権威だった。授業を思い出すに、実に精緻に描かれている。転戦のやむを得ない理由とか、海賊に裏切られた事とか、ね。勿論、物語としても面白く、剣奴としてしか生きられなかった男の悲運が、弱体化しつつあったローマ共和制に穿った穴は浅くはなかったのだろう。2013/05/08
ehirano1
33
読んだ・・・・・いつの日かまた。2017/03/04
rosetta
22
やはり佐藤賢一は面白い。あと読んでないのは何冊あるだろう?2020/11/22




