内容説明
クロエは決意を胸に、メイソンのオフィスに向かった。今日こそは、彼の腕に抱かれて熱いひとときを過ごし、名実ともに恋人同士になってみせる。互いの利益のために便宜上の婚約をしただけなのに、クロエはいつの間にか彼に恋してしまったのだ。だが、足を踏み入れたオフィスで見たのは、美しい女性と戯れるメイソンの姿だった。苦痛と悲しみが全身を駆け抜け、クロエはやみくもにオフィスをあとにすると車を走らせた。どこか遠くへ行き、すべてを忘れたいと願いながら……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mum0031
3
マーケテイング・プランナーのクロエと、チャンドラー・インダストリーズ最高経営責任者のメイソン。 婚約者のメイソンを訪ねたクロエが、パムと戯れるメイソンにショックを受け失踪。 クロエは、事故の後遺症で記憶喪失に陥り、雑貨店の職を得る。 記憶喪失の人間の、心を開くのはそんなに簡単ではない。 2018/02/02
きき
1
全く興味の湧かないヒーローの真実。ヒロインにも好感持てなくて読むのが辛かった。2015/11/13
ととめ
0
家族の攻撃対策で偽装婚約を頼むが本気になってしまったヒロイン、ヒーローが他の女とイチャついてるのを見て婚約解消。交通事故で記憶喪失になり田舎町に流れ着く。密かにヒロインが好きで、諜報員としての裏稼業を引退して結婚♪と算段してたのに勘違いでフラれて、やっと再会したら忘れ去られてて。裏のパートナー女性との様子は、ヒロイン以外の人が見たってアウトの判断するだろうよ。距離感がおかしい。記憶喪失状態のヒロインに性欲を制御せざるを得ないと耐えたり、嫉妬したり焦ったり、余裕がない様子はザマァな感じで楽しかった。2017/03/16
oneoeight
0
ヒロインに提案された契約婚約をホントにしようと用意周到に根回してたヒロインスキー諜報員ヒーローとスキだからこそ他人行儀なヒーローと結婚出来ないヒロインとのお話。ずっと我慢してたヒーローがヒロインが記憶喪失になった後もおあずけなのが・・・いい気味v(`∀´v)だってヒーローがいろいろ秘密にしてたのが記憶喪失の原因なんだからさ(笑)でもその後はヒロインを取り戻そうと心砕いてたからいいとするか。ホントに何もなかったのかな(ニヤリ)度☆5、また読みたい度10%2010/05/02