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内容説明
会えばクルマや女の話ばかりする友人。目の前でタバコをふかしても文句一つ言えない両親。そんな人々に囲まれて生きる少年・淳一は、しわだらけの祖父を見るにつけ「きっとオレも、ああなっちまう」と将来を悲観してばかり。だがある日、その祖父を米軍の女性将校が突然、極秘裏に訪ねてきた。そして淳一は、理由も知らされないまま祖父に連れられてアメリカ本土へ…
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
10
藤田さんの短編集第2弾。発売時購入以来、実にひさしぶりの再読でした。強い爺さん『瞬撃の虚空』、誰も知らない英雄『空に羽が…』、ハチャメチャSFコメディ『ゲメル宇宙武器店』、少女の復讐劇『美食王の到着』と、作者の好きなモノを詰め込んで読者を楽しませようという気合いは伝わってくるものの、どうしてもインパクトに欠ける印象。それでも『美食王の到着』は道具のアイデア含めて面白かったし、復讐を企む少女の怪しげな目にも藤田さんらしさを感じます。そして、最後に『ゲメル宇宙武器店』の道具デザインのゲスト先生方に拍手~!2018/03/04
のれん
7
短編集第二弾というわけだが、カオス過ぎるw 特に『ゲメル宇宙武器店』はノリが70年代っぽい雰囲気で、時代を感じる。メカデザ協力も大物なのだが、やっぱり時代ってのは味を変えるものなのか。 全体的に古さを感じてしまうが、名声を得られず報われずとも戦う義侠というテーマはこの作者の作風なのだろう。 『瞬劇の虚空』はムチャクチャぶっ飛んでて楽しいのだが、構成は非常に整っていて、オチも教科書的。 整っているのにカオス。この矛盾を実現する作者の絵柄はまさに唯一無二だ。2020/07/24
白義
5
「美食王の到着」の奇想と藤田イズムを詰め込んだ超怪作っぷりが凄い。ヘンテコでエログロなのに清く正しく主人公がカッコいい。どれも甲乙つけがたい大傑作揃いだがこれはとりわけインパクトが強かった。「瞬撃の虚空」の渋さ、「空に羽が…」の余韻、「ゲメル宇宙武器店」の古きよきB級SF感、どれもド直球です2013/06/15
exsoy
5
どのお話もそれぞれに味がある。「瞬撃の虚空」が好きだなー。2011/11/13
kujira
4
この人は基本的な立ち位置がまったくぶれていなくていいなあ! 経験などによる巧拙とかは多少あれど、その一貫した姿勢が素晴らしいと思う。デビューから現在まで、きっと自分の作品で描きたいもの/自分の作品で伝えたいことをはっきりと自覚して描いているのだろう。希有な存在だと思う。どの話も好きだけれど「空に羽が…」の、わずかに苦くもメルヘンチックな終わり方が素敵だ。2009/11/20
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