講談社文庫<br> バンド・オブ・ザ・ナイト

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講談社文庫
バンド・オブ・ザ・ナイト

  • 著者名:中島らも【著】
  • 価格 ¥649(本体¥590)
  • 講談社(2015/03発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
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  • ISBN:9784062739863

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内容説明

「悪夢を見るなら今のうちだよ」と誰かがおれの耳元でささやいた――。「悪魔の館」と呼ばれる家に入り浸るジャンキーたち。アルコールをはじめ、睡眠薬、咳止めシロップなどの中毒者たちが引きおこす悲喜劇を濃密に描いた衝撃作。そして、今夜も言葉のイメージが怒濤のように、混濁した脳裡に押し寄せてくる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

104
次々と繰り出される怒涛の「ラリ」フレーズに唯々圧倒され、読んでるこっちが立ち上がれないくらいの強烈なインパクトです。一方で、この「ラリ」フレーズは彼らの日常の叫びを「発狂」と「嘔吐」を以て表しているのではないかと思いました。2025/07/29

うわじまお

50
中島ラモさん、ジャンキー時代の私小説。面白かったけど、ラリッたあとの文字の羅列は要らなかった。飛ばして読みました^^ 壮絶な青春時代を送っていたんですねらもさん。天国でもラリってご機嫌されていることでしょう。2018/08/25

Kanonlicht

49
著者の自伝的小説。ろくに仕事もせず日常的にクスリと酒を食らう連中がたむろする著者の自宅、通称「ヘルハウス」で繰り広げられる乱痴気騒ぎの日々。退廃的で自堕落な生活の節々に「このままではいけない」という鬱屈した思いが垣間見え、よくぞこの状態から作家として大成できたものだと感動を覚えた(結局、生涯酩酊とは縁が切れなかったようだけど)。程度の差こそあれ、若気の至りというのは誰にでもあると考えれば、これも立派な青春小説。2025/11/04

kinnov

33
そうか中島らもは、52歳で亡くなったのか。 延々と続く言葉に、クラクラと酩酊する。良い本。2025/08/27

myc0

26
言葉の波、波、波。暴力的な波。ドラッカーの巣窟・悪魔の館に住む「おれ」と「み」夫婦、その子供、出入りするヤク中仲間。キマった時の意識の流れ、溢れ出る言葉を追うのに精一杯。。とても疲れました。でも、どうしても惹かれるものがある。たくさんの言葉を見ていると、たまに頻出するものがあって、こういうところに、生身のらもさんを感じてときめいてしまった。合法的にラリるにはこの本はもってこい。そして、こんな混沌とした世界でも、子どもは子どもの世界を生きてる。とても不思議。2019/03/31

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