内容説明
大道寺明子は、芸能界を引退した後、美貌を利用して銀座のクラブのママになった。明子のパトロンである製薬会社社長・村上は、秘書の矢崎に彼女の秘密を探るよう命令する。動き始めた矢崎の周囲で次々と起こる殺人事件。そして矢崎にも罠が!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浅木原
2
『真夜中の構図』を思い出すエロ多めのノワール系サスペンス。初期西村のワーストを争う『真夜中の構図』よりはマシだけれども、70年代オッサン向けサスペンスだなあという以上のものは特に何も無い。日本とフィリピンを舞台に、政治家と製薬会社の癒着による陰謀が徐々に明らかになり、小悪党の主人公が脅迫で大金をせしめようとする話なんだけど、話の発端も明らかになる陰謀もしょっぱくて、今の感覚ではスカスカな印象しか残らないわけで。最後の方の展開にはちょっとだけ「おやっ」と思ったけど、特に見所はないですね。2015/12/03
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
初版 帯2015/06/11
たかひー
0
★★★2012/11/26