内容説明
「つまらない男がいつもいだくのは突飛な人への憧れだ。突飛に関しては子狐クラスの小動物の私は見逃さない。そしてつっこみ続ける。しかし、それは憎しみや嘲りではない。なににせよ、愛であり、憧れの裏返しである。この本はそんな愛ある私の突飛探しの旅の記録である」(「まえがき」より抜粋)奇才の激烈人間賛歌。
目次
益子直美に学びたい
飯島愛に学びたい
可愛かずみに学びたい
酒鬼薔薇聖斗に学びたい
テリー伊藤に学びたい
坂井泉水に学びたい
小説・哀川翔「コーナー、持てよ」
ドロンズに学びたい
知念里奈に学びたい
松本人志に学びたい
小説・林葉直子「あたしを口説く勇気ある?」
裕木奈江に学びたい
草壁竜次に学びたい
石井苗子に学びたい
あとがき・松尾スズキも学びたい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
24
90年代末に話題になった芸能人12組と犯罪者2名の人物評エッセイ&小説。私はこういう本を十数年後の今読むのが好きだ。当時のテレビの雰囲気を思い出す。面白かった。少年時代コメディアンか漫画家になりたくて、スポーツが嫌いという著者に大いに共感。取り上げた人物の略歴や文中の注釈は宮崎吐夢が書いているがこれも面白かった。ラストの松尾スズキ本人を語るエッセイのラストは「人生捨てたもんじゃないな」と思った。2013/12/18
kaoru
8
三浦しをんさんのエッセイで紹介されている作品。偉人に学べ的なものではなく、90年代に活躍した芸能人などを茶化しつつも誉めてます。なので、30歳以上じゃないと、知らない芸能人ばっかりかも。ドロンズとか。2016/05/01
たくのみ
6
芸能オタク歴40年の松尾氏の予断と偏見に満ちたエッセイ、というが雑談。 逮捕されようが、死のうが、消えようが、容赦ないのだ。全編、問題発言ギリギリ、もしくはアウトなことをいっちゃうけど、そこは大人計画、好きだから見えてしまう裏面、そこから見えてくる真実がちらり。井戸端でいない人の悪口を言う、オバサン的な共犯意識。でも、そこに愛があるんだよね。甲斐さんにとって、能年ちゃんは裕木奈江に似てるからストライクかも。2013/08/04
だんいん
4
不謹慎なことも思いっきり書いてあるけど、どこからが不謹慎でどこからが不謹慎ではないと無意識に決めつけている僕の思考こそが一番不謹慎なのかもしれないと気づかされました。死者と生者、犯罪者と未犯罪者、といった線引きで書く書かないを決めるのではなく、面白いか否かだけの基準でもって書いているのでは、松尾さんは笑いだけを実直に突き詰めていくことを正義としているのではないかと感じます。宮崎さんの注釈含め、毒だらけ牙だらけ刺しまくりなのに、タオルケットやブランケットといったケットな布の優しさに包まれたような気がします。2019/01/20
周子
3
カバーの紙質がとても好きな一冊。2014/12/06
-
- 電子書籍
- ラスボス公爵の甥っ子を育てたら溺愛され…
-
- 電子書籍
- 与謝野晶子(学習まんが 世界の伝記NE…
-
- 電子書籍
- 七年目の誘惑【分冊】 4巻 ハーレクイ…
-
- 電子書籍
- プラレス3四郎 4 週刊少年チャンピオン