内容説明
本土復帰直前のドルしか使えなかったころの沖縄。泥まみれになった砂糖キビ刈り。米兵で賑わう夜の歓楽街でのボーイ生活……。「日本でもアメリカでもなかった」沖縄が「第2の故郷」となる心の交流をつづる。
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目次
第1章 日本でも外国でもない時の「沖縄」(苦しい船旅 祖先の見た海 ほか)
第2章 Aサイン・バー(仕事を求む 砂糖キビ畑で見られる ほか)
第3章 国である与那国島(国である島―与那国島 援農隊のはじめ ほか)
第4章 大城立裕さんのこと(カクテル・パーティー 沖縄文学と日本という国)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tecchan
1
13年前に刊行された古本。著者が、若かりし頃、沖縄が米施政下にあった頃、沖縄で働いたリ観光した頃の思い出を語っている。当時の沖縄の息吹が感じられた。2017/11/27
Hiroki Nishizumi
1
著者の学生時代から壮年期の援農隊に至る、沖縄の思い出エッセイ。著者と時代の若さの甘酸っぱい香りが漂う。今は随分変わってはいるが、まだその余韻は残っていると思う。自分はその余韻を嗅ぎにヤイマに行っているので読んでて心地好かった。ただ誤植がいくつもあり、そこが少々気になったが… 評価C2012/08/20