ドンネルの男・北里柴三郎 下

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ドンネルの男・北里柴三郎 下

  • 著者名:山崎光夫【著】
  • 価格 ¥1,496(本体¥1,360)
  • 東洋経済新報社(2014/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784492061343

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内容説明

日本近代医学の父であり、世界的な医学者・北里柴三郎の生涯を描く。下巻はペスト菌との壮絶な闘いをはじめ、数々の困難を乗り越える北里の壮年から晩年の人生を描く。

【主な内容】
主な登場人物(下)
第三章 疾風の機
第四章 怒涛の秋
あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Ted

6
'03年11月刊。○師コッホとは苦労人としての生立ちや気質が似ていたのかウマが合った。対して貴族的でエリートの鴎外とは反りが合わなかったことが窺われる。当時、ドイツの細菌学は医学の最先端をいく学問であり、ペスト菌や破傷風菌を発見した北里にすれば脚気の原因は細菌説を採りそうなものだが、米食説を支持した点は偉い。軍医総監という立場上、日本式兵食(米飯)に固執せざるをえなかった事情も分るが、学問に私情を挟まないという原則をもし鴎外が貫いていれば、日露戦争で何万人にも及ぶ脚気の犠牲者を出すことにはなかっただろう。2016/11/09

もえたく

6
ドンネル(雷おやじ)と呼ばれた北里柴三郎の生涯後編。死地に乗り込んで、ペスト菌を発見した北里も凄いが、支援した福沢諭吉の先見の明も素晴らしい。「学者は危険を顧みず、また、民衆の発想を超えて、将来を拓いていかなければならない」福沢諭吉に関する本も読みたくなりました。2014/11/06

Ken

2
知らなかったことが数々!①61才の時に伝染病研究所が突然、内務省から文部省傘下の東大に合併されたが、不服として辞職したこと。でも部下の医師たちも自主辞職してしまったというから、柴三郎という人物は雷も落とす気性の激しい性格の反面、人を惹き付ける抱擁力や技量といった度量があったのだと思う。②慶應義塾大学の祖・福沢諭吉が今の慶應医大病院も設立したのかと思っていたが、柴三郎が福沢の意思を継いで、破綻した慶應大学医学部を復活させたこと。③わが家に因縁深い済生会病院について、初代の中央病院々長は柴三郎だったこと。2015/01/20

Yoshiharu Yamada

1
北里柴三郎の歴史小説 未知なる伝染病と闘い、強い意志で医療、国益に貢献してきた生涯の記録は胸を震わすものがあった。 "研究"ということがどういうことか、わかった気がする。 大変熱く、勉強になる本だった。2019/01/03

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