内容説明
子どもを産み、育てるのは、基本的には親です。親自身が子どもを育てていけるように支援をしていくことが大切になってきました。「子どもの権利条約」も子どもが親と暮らす権利を保障しています。しかし、親が親になりきれないとしたら、子どもを育てることも難しいことになります。今、保育者には、子どもを保育するだけではなく、親を支えて子どもの発達を保障し、親を支援していく力量が必要になってきました。カナダの事例や動き出した子ども家庭支援センターの取り組みの実践を紹介。これからの子育て支援、家庭支援について考えます。
目次
第1章 子育て支援の理念
第2章 何を支援するのか
第3章 支援のかたち
第4章 支援スタッフとボランティア
第5章 支援活動としての相談
第6章 親に力をつけるカナダの支援プログラム
第7章 地域の中に子育てのひろばをつくる
第8章 ふれあいのひろば
第9章 学び合い、育て合う
第10章 支え合い、伝え合う
終章 21世紀の子育て支援・家庭支援