内容説明
十津川警部「祭り」シリーズ、遂に電子化!
ダムの底から発見されたカメラマンとミス・郡上八幡の死体。男性の衣服からは覚醒剤が見つかり、しかも彼は現・警視総監の息子だった。十津川警部の必死の捜査により、事件は4年前の血塗られた連続女性殺人事件へと繋がってゆく。真相究明を目指す十津川と、スキャンダルを恐れる警視庁上層部の確執を描くサスペンス長篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
10
「勝手に列車祭」第311弾。。。文庫コレクション614冊目。。。2003年 9月10日 初版。。。ダムの底を浚えるのに水を抜いたところ、乗用車に乗って溺死していたカップルが見るかる。男の方にジャブのパケが入ってきた。これがなんと、総監の落とし胤であった。この捜査は吾らが十津川警部でも辛いが、やらねばならぬ信条が彼を突き動かす。2022/03/29
シーラ
1
まったく本編に関わりないのに、浚渫についてのくだりが心に残っちゃった。滑稽にも思えるけれど、それが地元の産業を支えているのも事実であり、また地方から浚渫のために出稼ぎしてくることで生計を繋いでいる人がいるのも事実。社会とはおかしなものだ。2010/11/07
アルゴン
1
★★★ ダムの中にカメラマンとモデルの遺体⇒女は別人⇒十津川が郡上八幡に一週間という流れ。ストーリーは最近のものもおもしろいということを再認識。細かいところは気にせずストーリーを追うのが吉。2013/08/18
にしき
1
後味こそ良くはありませんが、西村作品の長編の事件としては好きな方かもしれません。北条さんが好きです。2013/07/16
仲博幸
1
郡上八幡の踊りを舞台に、殺人犯の血縁に絡む復讐が繰り広げられる。祭りシリーズ第1弾2012/05/12