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内容説明
ある日、マーニーは、無人のさびしい風車小屋でアンナを置き去りにし、姿を消しました。
彼女をさがすうちにアンナは、マーニーの思いがけない秘密を知りました…。
ドラマチックな体験をした思春期の少女の物語。
小学5・6年以上。
目次
目 次
19 風車小屋
20 もう、友だちじゃない
21 窓の中のマーニー
22 やしきのはんたい側
23 おにごっこ
24 つかまえた!
25 リンゼー家の人びと
26 プリシラのひみつ
27 どうしてプリシラにわかったのか?
28 ノート
29 ボートの話
30 ミセス・プレストンからの手紙
31 ミセス・プレストンのおよばれ
32 告 白
33 ミス・ペネロピー・ギル
34 ギリーの話
35 だれのせい?
36 お話の結末
37 ワンタメニーへのさようなら
訳者あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
103
どんどん先が気になって一気読み。いろんなことがいっぱいありすぎて…登場人物たち同様興奮してしまう。この心の変化をどう表現するのか映画にも興味が湧いてくる。人は一人で生きている訳ではない。そして一人で大きくなった訳でも、親だけに育ててもらった訳でもない。卵の殻のように時にはしっかりと時には白身のようにゆらゆらと守られながら育つんだろうな。読後は少女の心の成長とみんなの生き生きした姿を想像して温かい気持ちになった。謎解きのようにすべてが語られた時には私もドキドキしちゃった(笑)2014/07/30
藤月はな(灯れ松明の火)
95
マーニーを通して自分の固い殻を少しずつ、解いていくアンナ。しかし、ある事実がアンナを混乱させ・・・。子供だった時のどうしようもない境遇の為に感情を押し殺し、孤独にならざるを得ない魂。それでもアンナがマーニーと出逢えた理由やワンタメニーを気にかけてくれる人がいてくれる事などがあるだけで変わることができる。アンナがマーニーと出会えてほんの少し、変われたのと同様にマーニーもあんなに出会えたからこそ、変わろうとできたのだから。2017/11/02
(haro-n)
69
一年越しで下巻に至る。例により姪への誕生日プレゼントにと思案中(笑)。マーニーの謎が解ける後半は、風車小屋の怖い体験や登場人物の変化などの大きな展開が見られるが、雰囲気の不気味な感じは上巻の方が好み。主人公が最後、「“内側”にいるとか“外側”にいるとかってほんとに不思議」と思い、「他の人が一緒にいるとかいないとか、一人っ子だとか大家族の一員だとかいうこととは関係ないこと」で「自分自身の中でどう感じているかによること」だと感じているところが、大人すぎる…と思った。えらく成長している。昔の私に教えたい(笑)。
ちはや@灯れ松明の火
61
ずっと一緒にいたいと願っても、満ち引きする潮に、うなり声を上げる風に、ふたりの手は幾度も離れそうになる。ひとりはこわい、ひとりじゃつらい。この夢がまだ続くようにと祈っても、強い雨がすべてを洗い流していく。つながりも、思い出も、目覚めてしまえば淡くとけて。新たなやしきの住人一家、ひみつのノート、古いボート。なつかしい名前が、ひとりぼっちの苦しみが、伝わってくる。ほんとうはもっと一緒にいたかったと。壁の外側にいたんじゃない、殻の内側にいたんだと。もうひとりじゃない、今はみんながいて、ずっとあなたがいたから。 2014/01/09
吉田あや
60
夢とも空想ともつかずふわふわと不安定な霧の中で進む物語にドキドキしながら、最後は霧がパーっと晴れるように閉じた空間は明るい光の中に晒され、溢れるような祝福に包まれる。子供の頃の心の中の内側と外側。一人でも多くの子供の心が辿りつく未来の場所が辛かったことも幸せに塗り替えてくれるようなそんな温かい素敵な場所だといいな。子供たちの幸せな未来への祈りと、誰もが通り過ぎる自分の中でもがく時間にエールを込めて贈りたい。そんな切なくて優しくてあったかい、誰にでもある心のいつか居た場所の物語。2014/04/26
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