中公新書<br> ユーモアのレッスン

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中公新書
ユーモアのレッスン

  • 著者名:外山滋比古【著】
  • 価格 ¥814(本体¥740)
  • 中央公論新社(2013/12発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121017024

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内容説明

しゃれて気の利いたユーモアは、その場かぎりのものでなく、聞く人の記憶に長くとどまる。気まずい場の雰囲気をたちまち明るくし、ときに、厳しい追及をさらりと受け流すのにも役立つ。だが、ユーモアを発揮する側はもとより、それを感じとる側にも、洗練されたことばの感覚が必要である。本書は、思わず頬がゆるんでしまうエピソードをまじえながら、その効用に光を当てる。このレッスンには、教則本も近道もありません。

目次

1 ユーモア問答(ユーモア 語源 ユーモアとは 難しさ 視点転換 ほか)
2 ユーモアさまざま(さよう、長期的に見れば 人を食っている アサリ軍水際撃滅作戦 ミシス・チムニー? 親があっても)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

89
’ユーモアはなんでもないように思われていますが、なかなかやっかいなものです。言葉の妙味ですから、その味のわかる人でないと、さっぱりつまらない。ユーモアとは教養です。教養がないとユーモアがわかりません’言葉の妙味、素晴らし表現だと思う今度使おう。2017/10/08

ハイランド

78
「思考の整理学」の著書がユーモアなるものについて、古今東西の多くの例を紹介し、本質について分析している。様々なユーモアの例は、よし憶えていていつか使ってやろうと思うが、そう思っているといざという時大体忘れているか、当意即妙には出てこないもの。本書の白眉は冒頭の「ユーモア問答」ユーモアは単なる笑いではなくそこにペーソスの要素が加わる。ユーモアはピストルの弾丸のようなもの、近距離では威力を示すが遠くに飛ばない、なるほど。言語的教養がないとユーモアを解すのは難しい。さて、今の日本のお笑いは、ユーモアなりや否や。2021/07/31

みねね

37
『思考の整理学』も最初は白眉であとは白髪って感じだったよなぁと思いながら、ユーモアがあるのかないのか分からない本書を読み通す(外山先生ゴメンナサイ)。古今東西のユーモアの章は面白かったし流石の博覧強記っぷりだったが、他人の褌感が否めない。/『チップス先生さようなら』があってにんまり。けれども僕が読んだ訳はこんな言い回しではなかったはず。底本はどれだ?/内田百閒、俄然気になってきた。/ユーモアは受け手に教養がなければならない、なるほど。「伝える」こともこの20年で大きく様変わりしているのではないかと感じた。2025/03/11

磁石

22
ユーモアは子供には理解できない、その土地その時代その空気を共有していなければ何が面白いのかわからない。言葉の教養が必要。印刷技術や翻訳技術の向上によって、距離や時間や国柄を越えて文章を伝えることはできても、そこに含まれている面白さは消えてしまう。対面してのコミュニケーションツール、その時その場その相手にのみ通用する使い捨ての緩衝材が、本来の在り方なのだろう。その効果と必要性から記述して残されて、その文字列を使えば事足りるとの怠け心/歪みが生じてしまったのかも。2017/06/20

tetsu

20
★3 面白い話のネタが欲しく読んでみた。 ユーモアのエッセンスは良く伝わったが、いかんせん古い本なので現在に通用するネタが少ないのが難点。2023/12/21

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