内容説明
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ヤマトタケルはテクストに翻弄されていきなければならなかった──。『古事記』のテクストには、どのようにでも読めるような仕掛けがいたるところに張り巡らされている。その解析から新たな「読み」を提示する。
目次
1 テクストを、どう読むか?(隠されたもう一つの物語-古事記の正体を探る
アマテラスとスサノヲ-対立の裏にあるもの
ヤマトタケルの暴力-反秩序的なものの意味
天皇号の成立と王権神話-秩序の構造とその表現 ほか)
2 声と文字を、どう考えるか?(ナとナを‐ヨムこと-声と文字の干渉
韻律と文字-ウタをヨムことの起源
土地の名と文字/ことば-播磨国風土記のトポノミー
モノとコトの間-モノガタリの胚胎 ほか)