豊かさの条件

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豊かさの条件

  • 著者名:暉峻淑子
  • 価格 ¥858(本体¥780)
  • 岩波書店(2003/05発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784004308362

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kaizen@名古屋de朝活読書会

149
経済学者の単なる評論かと思いながら読み進んだ。ユーゴスラビアの難民や、ユーゴスラビアの子供達との交流の記事は、具体的で、行動的で、思いがこもっていて分かり易かった。国際社会で、豊かであるということは、ご近所さんとも、遠方の方とも、何か生活の中での繋がりがあることだと分かる。経済学者などの諸説も、さりげなくちりばめてあり、経済学部の学生にもお勧め。2014/10/01

なかしー

32
うーん…あんまりきちんと読めてなかったのかな。 欧州やり方について日本よりかなり先進的で今後の日本にも起こりうる事だから取り入れた方が良いってのは分かるんだけど… 右へ習えで良いのかな?よく分からない。2019/04/16

黒頭巾ちゃん

18
10年以上前に書かれたものたが、色褪せない内容(^^)価値観を競争から助け合う「互助と互恵」に変えるメリットを述べています。日本の競争社会にいる会社員の父を息子は「幸せではない。死んじゃう」と。競争社会からドロップアウトした人への再起の無さ。競争することにより、人を妬んだり卑下してしまう心理ができてしまうこと等(いじめ、イスラム国)と競争のデメリットもあげています。経済価値ではなく、助け合う行為人間の価値は「心の壁をなくし、心を触れあわせ、人同士が連帯して生きる意味を与える」こと!2015/11/21

kubottar

14
読んでいると気が滅入る。今、私達が住んでいる地球は地獄かもしれないと。それは、人間を突き動かす一つの流れ、所謂“生産”することが人間の本能ならば、いかなる犠牲を払ってもいいという流れを止める抑止力を育てることが大事だ。2014/03/13

さやか

5
少し古い本だが、現在もほとんど変わっていない課題がある。私たちの不幸、子どもたちの不幸を招く日本の競争原理はどうにかならないものか。大人も子どもが生き生きと暮らし助け合い、それぞれの能力を活かせる世の中になってほしい。弱者に厳しいのは、皆ストレスを感じながら生きているからなのか。学校では、数値のみで能力をはかられ、規則で管理され、従順な子ども=良い子という枠組みに押し込まれている子どもたち。学校が変わらなければ。自分自身も、そうやって育てられた一人だが・・・まずは自分の生き方を見直さなければならない。2020/10/02

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