内容説明
慶長三年、太閤が薨去した。それは軍資格、黒田官兵衛(如水)にとって好機到来にほかならなかった。天下を二分する戦いが始まれば、その時こそ権謀の限りを尽くしてみせる。どす黒い野心を胸中に秘める官兵衛のもとに、諜報方から、ある情報がもたらされるが……。軍師黒田官兵衛の野望を描く表題作「天下を狙う」をはじめ、五つの時代短編を収録したファン待望の傑作選。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
2
西村京太郎が時代小説書いてる、と思って手に取った本。黒田如水・土井利勝・高杉晋作・勝海舟らを主人公にした短編集。だが、如何せん短い!『権謀術策』は長編で読んでみたいですね。2014/03/04
KシタTペイ
2
http://blogs.yahoo.co.jp/docomo3850/31337259.html2013/03/24
萌木のおやじ
0
正直期待していなかったのですが、割りと楽しめました。良くも悪くも、読みやすくわかりやすい。2024/01/03
ササヤン
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第一印象として……そんなに深入りすることない、歴史小説の初心者向けの小説群。まあ、短編だから、仕方ない気がしないが……。司馬遼太郎や他の歴史小説家の大家よりも、二枚も三枚も落ちる気がする。 『権謀術策』は割と楽しく読めたかな?やっぱり、著者お得意のミステリー要素が入っているからか。西村さん、やっぱりあなたは、歴史小説や時代小説にジャンルを広げずに、ミステリー小説を書いていてよかったよ!2018/01/10