内容説明
「算数の哲学」から「論理学研究」への最初の転回においてすでに発見され、やがて超越論的哲学の根拠に据えられた「生」。その正体を突き止めようとするフッサールの思索に共鳴し、自我の生は我有化できないという根本的事態の含意を十分に引き出そうと試みる。
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目次
第1部 作用を生きる(最初の転回 ノエマの存在 領域的存在論)
第2部 世界を経験する生(世界信 生世界 相互主観性)
第3部 生の「奥行」(感覚論 生き生きとした現在 「我あり」の意味)
第4部 哲学史的考察(フィヒテ以後の思惟の地平 フッサールとカント)