内容説明
忘れてしまいたい恋もある。胸にしまっておきたい愛もある。なつかしさと、ほろ苦さと、悔いと、いとおしさ、すべてがない交ぜの「昔の恋人」十数年ぶりの電話をきっかけに、かつての恋人との再会をはたす表題作の他、著者自身の体験を色濃く反映した傑作全4編。通り過ぎてきた季節を振りかえれば、甘く美しいだけではない思い出が多くて。苦みのきいた大人の恋物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
星落秋風五丈原
24
何かに耐えているようなたたずまいが不思議な存在感を漂わせていた城田。22才だった織美は20才だった彼の謎に惹かれ、苛められた。そして37才になった彼女の前に城田が再び現れる。彼女は韓国人の女性を同伴していた。離れていた時の重さと燃え残る思い。ほろ苦い再びの恋を描いた4編を収録。2000/01/07
ちょん
20
男女な短編集。激しく印象に残るもの無かったけど最後の話がスカッとする気分になれました。あと「私はツイてる」とずっと自己暗示をかけ続けながら生きてきた女、切なくて胸が苦しくなる(TT)2021/02/02
風人
16
昔の恋人に再会する話が四編、昔の恋が三角関係の様な話、昔の恋人に十数年振りに会ったら・・・。文章の綴りかたが好みなんですよね。2020/05/10
ステビア
14
いやー怖いな、あまり著者とは男女の関係になりたくない(笑)2015/05/08
mari
6
すごーい昔によくよく読んでいた藤堂志津子さん。久々にみつけて。歳を重ねていくことと人の奥底に沈んだ思い。やっぱりこと人の文章が紡ぎだす雰囲気が好きだなあと。2017/05/16
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