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内容説明
同じ味は二つとない、多彩で多様なベルギービール。天才的な閃きとテクニックで造られた逸品は、五感で味わうべき芸術品である。そんな奥深い世界を、豊富な写真で解説。
目次
１ ベルギービールを知る（ラガーとエール 世界に知られるのが遅かった理由 ほか）
２ ベルギービールを味わう（ワイン同様グラスが重要 泡を固めるフレアード・チューリップ・グラス ほか）
３ ベルギービールのある食卓（「わが家の味」が消えていく日本 「自分の味」にこだわるベルギーの醸造家 ほか）
４ ビア・カフェを愉しむ（国民三四〇人に一店の割合 一〇〇〇種類を超えるビールを置くカフェも ほか）
５ ビールからベルギーを知る（国語のない国 紀元前から造られていたビール ほか）
巻末 ベルギービール名鑑
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コジ
28
【読むビール】ドイツ、イギリスと並ぶビール御三家の中ででもベルギービールは独自の進化を続けている。バナナやイチゴなどのフルーツフレーバーを使って独自の香りを持ったものや、スパークリングワインのような柔らかな炭酸のものなど多種多用にある。これならホップの香り、強めの炭酸が苦手で日本のラガー系ビールを敬遠気味な方でも楽しめると思う。「芸術」とまでは言えないものの、本書を読めばベルギービールに興味をひかれることは間違いない。ベルギービールを世界に広めたビール評論家の名は…「マイケル・ジャクソン」（笑）2017/03/12
Humbaba
14
ベルギービールには，様々な種類がある．そして，それぞれの種類で全く異なる味わいが楽しめる．単にビールの銘柄のみならず，それを注ぐためのカップにまで注意を払うことができれば，その楽しみは更に広がっていく．2013/05/07
ココアにんにく
7
縁あって飲む機会が多いベルギービール。知れば知るほど知らない事が増えてくる不思議な世界です。ビールだけではなくベルギーのいろんな面を知ることができた。あの有名な小僧の話、他国の侵略など。ベルギービールと言えばグラス。カフェでの一幕～グラスがないので戻ってくるまで待つか別のモノにするか？はグラスへのこだわりが凄く現れている。どのページも面白かったが特に「へぇー」って思ったのが～売れ筋が意外とピルスナー系、EU加盟で賞味期限表示、口中調理、管理温度、ストロングエール…など。今は復活祭ビールの時期。さぁ飲もう2021/04/07
さかす
4
客観的なベルギービールの分析と主観的なベルギービールへのこだわりの配分がちょうどいい。 これ読んでから飲む現地のシメイビールは最高でした。改めてベルギービール旅行行きたみ。2018/11/09
げん
4
これまで何気なく口にしていたベルギービール。オリジナルグラスの形状の秘密、170余りのブランドの解説、著者お薦めのカフェガイド、独自のカテゴリー分けなど、読むだけで飲みたくなる本だ。いつの日か、1547種類をコンプリートしてみたくなってきた。2014/03/04
