内容説明
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土門拳は昭和20年代後半から30年代初頭にかけて、精力的にこどもを撮影した。みな貧しいけれど、生き生きと目を輝かせて遊ぶこどもが町に溢れていた時代。土門はとりわけ東京の下町のこどもを愛し、彼らの中に溶け込んで、その仕草や表情をみごとに捉えたスナップを数多く残した。それらを収めた「東京のこどもたち」、戦前の代表作を含む「日本各地のこどもたち」、昭和35年の発表当時、大きな話題となった名作「筑豊のこどもたち」の3部構成による土門拳の写文集。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
下町のこどもたち
路地ですべてを学んだ(群ようこ)
日本のこどもたち
こどもの心で撮った父の写真(池田真魚)
筑豊のこどもたち
時代を超えたメッセージ(柳田邦男)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
yk
9
このサイズでまとまっていてよかった。筑豊のこどもたちは以前見たけどやっぱり印象に残る。こういう写真は当たり前だけど二度と撮れないわけで、でも撮っていたときにはそう思っていなかったのだと1977年の時点で書かれていた。本当に貴重な写真だと思いました。2022/01/10
kuukazoo
8
時代が違うからと言ってしまえばそれまでだし、いい悪いの問題ではなく、明らかに今の子どもたちとは全く違う身体で、それだけでもう見ていて飽きない。今が今でなくなる寸前の瞬間を捕まえ続けた土門拳の偉業にただ感服するのみ。この本の写真の全ての子どもたちが幸せに生きたことを祈りたい。2019/02/17
雨巫女
8
最初の土門作品は、「筑豊のこどもたち」でした。まだ、貧しそうだけど、子供達の表情はイキイキしてる。2010/09/04
bouhito
7
土門拳の写真とそのキャプションを中心にまとめた一冊。表紙の写真にぐっときたら、ぜひ手にとってほしい。ここに収められているのは、単なる懐古主義の「昔の子どもたち」ではない。当時の遊び、当時の街、当時の世情が反映されているけれど、土門拳が映し出すのは、いつの世もかわらない「子どもたちのきらめき」と、いつの世もかわらない「子ども稼業の大変さ、深刻さ」である。2016/06/12
ミジェル
7
登録しようとしてユーザー数が16、ってのに吃驚しました。この大家の、この魂の写真の数々が、こんな、目に触れてないなんて!なぜ?もったいない! 1950年代の子どもたちの逞しい姿を捉えた写真は、時代がもつ悲哀とともに明るさが溢れています。現代とは違う壮絶な問題、現実を抱えた 暮らしの中で、日々を生き抜く子どもたちの素顔。体温を感じます。知らない時代のはずなのに懐かしい感じがして、不思議。2013/02/16
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