内容説明
京都に住む主婦の江本夏子は、大学助教授の夫の突然の辞職と留学を機に、同窓の女流作家への対抗心から小説を書き始めた。新進の推理作家、矢木俊太郎と微妙な関係を持ちながら、華やかな作風と気性の激しさで流行作家に上り詰める。ミステリーの女王、故山村美紗。「戦友」にして「恋人」でもあった著者が彼女に捧げる「事実八割」の衝撃の自伝的小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山猫
15
あー、思い出した。ミステリー作家業界の醜い内幕を読まされてウンザリしたんだっけな。2022/08/11
にゃんこ
4
京都の女性の考え方とか、古くからのしきたりとかを知っただけでも、良かった気がします。 偽名ではあるけれど、山村美沙さんと彼女を囲む家族や編集者の皆さんなどの話。恋人だった西村さんだから書けた作品だと、あとがきに書かれていました。2012/08/14
Ayumi Iguchi
1
以前から気になっていた 西村京太郎と山村美紗の自伝的小説 お二方の作品は中高生の頃とてもお世話になりました 現実とは所々違って娘の紅葉さんが出てこないなどありますが 出てくる作家さんとかこれは実際誰だろう?なんて逆に推理しながら読めて面白いです2017/06/23
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
0
2002年 8月 1日 初版2015/12/25