内容説明
大人気「ぼくらシリーズ」の、あの菊地英治が教師となって帰ってきた! それもとびきりの“悪魔教師”となって――。いじめ、援交、かつあげなんでもありの中学に赴任してきた英治は、生徒を規則でがんじがらめにして管理しようと乗り出した。これに対して、最初はばらばらだった子供達は、リーダー野間達也を中心に次第にまとまり、対抗していく……。まったく新しい教師像を提起する注目の作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
道錬
3
全シリーズの主人公が教師になったらどんな姿か?それを著者らしい作風で書き上げられている。引き際がなるほどと思わせられる。2016/05/24
あゆか
3
久しぶりに英治のいたずたっぷりが堪能できる一冊だった。最近は今までの宗田さんらしくない現実離れした内容のが多かったのでこっちに戻ってきた感があった。 現代の学校が抱える問題を深く考えさせられた。2013/05/18
雪丸 風人
2
「お前らに必要なのは悪魔だ!」甘やかされて育ち、つらいことからすぐに逃げてしまうようでは、社会性が育たない。かえって生きづらくなる。だから俺はどんな小汚い手段を使ってでも、生きていくうえで大切なことを叩き込んでやるんだ。こんな信念を持った破天荒教師が、荒廃した中学を舞台に暴れまわります。ワルい連中をバッサバッサとやっつけていく展開が小気味良いですね。かつてのいたずらの天才は、大人になってもやっぱりいたずらの天才なのでした。こんな凄すぎる先生、絶対に敵に回したくありませんね。(対象年齢は11歳半以上かな?)2020/05/03
のんねこ
2
英治も大人になったなぁと思いました!でも、ちょっとやり過ぎ(^_^;)もうちょっと昔の仲間が出てきてほしかったな〜。エピローグを見て、悪魔教師には意味があったんだ!と、感動(>_<) 2017/06/01
morte
2
久しぶりに「ぼくら」シリーズを読みました。悪魔教師は、一度作者のHPか何かで公開していた部分だけ読んだことがあるので、続きが気になっていました。とても面白かったです。「ぼくら」シリーズ読み直そうかな。2012/07/31