ハーレクイン 愛は忘れない

著者名：ミシェル・リード【著者名】/高田真紗子【翻訳者名】

ハーレクイン（2011/10発売）

• ISBN：9784596117830

内容説明

サマンサは一年前の事故のせいで記憶をなくした。自分の名前や住んでいた場所さえ思い出せず、どうして事故に巻き込まれたのかも覚えていない。事故を境に別の人生を歩み始めている気がする。いまは職を得て、ホテルのフロント係として客の応対に当たる毎日だ。「きみはぼくの妻だ」ある日、不意にそう言われ、口にした男の顔を見たとたんサマンサは気を失った。写真を見せられたが、記憶は戻らない。だが彼がある名前を口にすると全身に震えが走り、抱き寄せられ、キスをされると、はっきりとわかった。この唇、このキス、この体はなじみがある……。同時に、恐ろしい記憶がよみがえった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ちゃろ]

★★☆☆☆記憶喪失×夫婦再生モノ。大好物の設定だけどイマイチなのはヒロインに魅力がないせい。それにヒーローも愛情薄い。

2016/10/17

[糸車]

記憶喪失ものは多いけれど、少し感じが違う。ようやく家出した妻を探し当てたヒーローは安心より怒りが前に出ている。一年間妻に関して複雑な思いを抱き、おまけに美しい顔に傷跡が残り足にも後遺症があることに対して持って行きようのない怒りがある。妻の家出の原因を作った人について”人を恨む気持ちは逆に自分をみじめにさせてしまう、恨むより憐れむほうがいい”という意味合いのことをヒーローが言うのですが、とても深い言葉だと思う。最低人間にいつまでも拘っていては自分が幸せになれない。後悔と怒りに悩むヒーローがとても人間的。

2013/10/06

[きき]

落ち着いたヒーローで好感持てます。謝らない。学ばない。反省しない。が定番のハーレーヒーローの多い中珍しい程の人間的なヒーローです。記憶を取り戻しながら現在と過去を行ったり来たりするヒロインもちょっとミステリー風で良かった。

2015/07/01

[くろうさぎ]

自分を全然止められないヒーローでした。

2010/04/10

[くろうさぎ]

再会してからのヒーロー。全てを理解してるはずの割には、ちょっと理不尽なんじゃ・・・？

2010/01/12