内容説明
〈結晶〉というと,ダイヤモンドのような宝石などを思い浮かべてしまいますが,「固体はほとんどみんな原子・分子がきれいに並んだ結晶」であるということを実験を通して見ていきます。今回の主役となるのは,〈ゼオライト〉という結晶。ゼオライトは「分子篩い(ふるい)」と呼ばれ,おもしろい働きをします。その発見物語と,世界初となるゼオライトの実体積分子模型が登場します。
サイエンスシアターシリーズって?
「芸術やスポーツを楽しむように科学を楽しもう!」と1994年から1999年,東京・早稲田大学の国際ホールを会場に行われ,大好評だった「サイエンスシアター」。その公演内容が本になりました。
★★ もくじ ★★
第1幕 結晶というもの
「微小な粒子の集まり」と結晶
第2幕 外形の美しい結晶
ダイヤモンド・水晶・方解石,その他
第3幕 結晶のでき方・作り方
いちばん昔から役立ってきた結晶=ミョウバン
第4幕 分子篩(ふるい)ゼオライト
1億倍のゼオライトの実体積模型の完成
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目次
第1幕 結晶というもの―「微小な粒子の集まり」と結晶(銅の粉と銅の電線 三態変化=分子の集まりの3種類の状態の変化 ほか)
第2幕 外形の美しい結晶―ダイアモンド・水晶・方解石、その他(「固体の表面の形」と、内部の原子分子の配列 実験セットの中の結晶たち ほか)
第3幕 結晶のでき方・作り方―いちばん昔から役立ってきた結晶=ミョウバン(天然の結晶と人工の結晶 いちばん身近な結晶=砂糖と食塩の結晶の観察 ほか)
第4幕 分子篩ゼオライト―1億倍のゼオライトの実体積模型の完成(不思議な石・おもしろい石…結晶のいろいろ 読み物「ゼオライト」の発見物語 ほか)