講談社文庫 完全リメイク版 キラー通り殺人事件

著者名：吉村達也【著】

講談社（2013/12発売）

• ISBN：9784062733748

内容説明

志垣警部の海外研修中、和久井刑事がチームを組まされたのは、原宿署のオカマ警部・西郷藤吉郎にギャル刑事の南野マリン。担当事件は青山キラー通りでの喉切り殺人。被害者女性の後頭部に白いリボンが結ばれるという奇妙な事件を個性派トリオで解決に乗り出す。幻のオリジナル版を完全リメイクして登場！（講談社文庫）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[夢追人００９]

吉村達也さんの第５作はサイコサスペンスミステリーですが実は本書は後年に書き直したリメイク版で登場人物も結末もオリジナル版から大きく変更されているのですね。私は最初の本は未読でして何時か時間があればまた図書館で借りて読もうと思います。本書は東京のデザイン事務所「藝術屋」のチーフを含む６人の間で起きる連続殺人で青山キラー通りで喉を切られ後頭部に白いリボンが結ばれる謎の猟奇事件です。まあフーダニット・ミステリーの仕掛けは上手く出来ていて意外性十分で楽しめますが、読み所は若い和久井刑事の上司がオカマ警部なのです。

2023/05/22

[♪りんまま♪]

オカマ警部にギャル刑事…原宿署のキャラの濃いこと(汗)オカマの西郷警部のセリフ読んでると、どうしても半沢直樹で黒崎を演じた片岡愛之助さんが浮かんできてしまいました。こちらはリメイク版ですが、著者自身があとがきで「あまりのいい加減さに自分で驚く始末」と評するオリジナル版も読んでみたいです。

2015/01/18

[そのぼん]

タイトル通り、殺人事件ものでしたが、刑事のキャラが非常に濃かったです。少し東川篤哉の作品に出てきそうなキャラだな、と思いました。東川篤哉の作品の方が若い人向けかなって気もしますが。気軽に読めました。

2012/01/11

[ホームズ]

今回は和久井のパートナーが志垣警部ではなくオカマ警部西郷。オカマ警部にギャル刑事ともはや何でもありですかって気がしてしまう設定ですが軽く読むなら十分ですね（笑）死体にリボンを巻くなど面白い謎ではあるんですがヤッパリ微妙な真相・・・。もう少しなんですけどね～（笑）

2009/09/06

[ホームズ]

リメイク好きだな～（笑）

2006/04/07