内容説明
泣いたよ。負けることがくやしかったから、俺は泣いた。男というのは、そういうものさ。負けて笑うのは、男じゃない……一度、勝負の世界に生き、頂点に立ちかかった。引退し、酒に溺れてしまった元レーサー。自らの存在を賭けた勝負がいま始まった。傷心の男の情念を描いた、傑作ハードボイルド長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yoshio Yamada
1
クールでアツい!アル中の元レーサー。登場人物も個性的で人間らしさがむき出しでリアル!2014/01/31
つぼ
1
北方謙三お得意のハードボイルド小説。時折垣間見える登場人物の渋さがたまらない。2008/12/23
権蔵
0
傷だらけのマセラッティのように、人車一体になる瞬間を頂点に描かれたもので、女を巡る四人の男の生き様…イイですね2017/03/25
お惣菜パン(Tobe)
0
★以前はよく読んでいた北方謙三の本。嗜好が変わったのか合わなかった。結末については消化不良感が残る。2015/01/24
tai65
0
星3・52013/08/10