内容説明
肩肘を張って一人生きつづけてきた律子の元に突然謎の女・美弥が押しかけてきた。運命が、私と美弥を会わせてくれたんだと思う。そして、あなたとも……。ヴェニス・ミラノ・近江、様々な都市を転転とし、やがて三人の男女は本当の自分に辿りつく――。『29歳のクリスマス』をはじめ、女たちの心情を絶妙に描き圧倒的な支持を得た脚本家・鎌田敏夫が、3人の男と女の、果てしなく揺れつづける心を綴る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Takako
3
初めて読んだのがいつだったか,覚えていないけれど,今よりもっとずっと色々な意味で幼い頃だったのは確か.恋愛とか結婚とかそういうものにもっと夢を持っていた頃だった.今は物語の主テーマの恋愛storyよりも,ミラノ,ヴェネチア,ナポリ,フィレンツェ,ラヴェッロ,それぞれに魅せられた.ドラマ化や映画化を期待してしまう.イタリア,特にナポリとヴェネチアに行きたい…2013/03/11
depo
1
図書館リサイクル本。多分鎌田さん初読。裏表紙に「女性の半生を描いた感動巨編」とあったけれど???2021/05/01
れっこ
1
舞台設定がとってもゴージャス! 話のほとんどはイタリアが舞台で、特にヴェネツィアの描写が素晴らしく、一度でいいから行ってみたい!と思ってしまいます。 2003/04/29
まもー
1
「3人の出会いが、それぞれが全てを捨て違った道を歩むきっかけとなった」なんて、一世を風靡した脚本家だけあってうますぎるぞ、蒲田敏夫!これはドラマ化されたんでしょうか?映像で見たいなぁ。解説は唯川恵。彼女ぐらいかな、この流れを汲む作家は。2010/08/04




