内容説明
来夏は、競泳県大会で優勝したことを機に、スイミングクラブに所属し、練習を重ねていた。高三の夏。父と同乗したタクシーが事故に遭い、父は他界、自身は、競技不能の怪我(けが)を負う。母は弟に夢中、孤立感を深める来夏は、リハビリを続けながら、自分の「居場所」を探す。父が遺したカメラ・ライカM3とともに。湘南の海と光と風に抱かれて、歩き出す少女の再生の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読み人知らず
2
喜多嶋作品には珍しく、生きる道が変化する少女の話し。こういうのもいいですね。2015/05/28
yu-ki
2
ラストのわずか1行のセリフでいきなり涙腺が崩壊した
ロボット兵
1
交通事故で水泳のゆめを捨てた少女ライカが、亡き父の残したカメラと共に再生してゆく物語2013/08/21
ゆき♪
1
自分の居場所を探す少女の話。水泳選手で大会に向かう時に事故にあって、お父さんを亡くす。自分も大怪我をしてリハビリで写真を撮り始めて・・・。才能が花開くって感じかな〜うん。ライカを応援したくなっちゃった2013/06/01
Sei
1
少女の成長ということがテーマなのだが、うーん、お父さんの事故以外、めっちゃラッキーな人生って感じ。まあ、小説だからね。2013/02/20