内容説明
三好家の天下を支える松永弾正久秀であったが、その周辺は少しずつ、きな臭さを増してゆく。三好長慶の身におこった変事とは。久秀の苦悩は深く……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nob
3
謀略家、反逆者のイメージが濃い松永久秀。この物語は、主君三好長慶と共に畿内を席捲した彼の前半生にスポットライトを当てており、違った一面を見せてくれています。2010/04/17
えびえび
2
物語の最終章は将軍義輝暗殺。以後はさらっと流すのみです。飽くまで三好家臣としての久秀を描きます。果心居士は意外な役柄で登場します。戸部センセの松吟庵はホント良いキャラしてるな~ どの作品でもこんな感じなんですよねw2013/02/26
司
1
若いころから枯れた爽やかさだったなぁ・・・ これはこれでいいけど宇月原晴明の美しく妖しい弾正が好き。2023/01/02
たまりん
1
三代梟雄といわれている人ですが、この小説では、梟雄らしさは描かれていなくて、三好長慶の家臣としての久秀がほとんどです。梟雄としての松永久秀をもっと知りたいので、また新たな松永久秀の本を探してみたいと思っております!!2020/02/12
Aki Oba
1
庶民の心を忘れずに淡々と成り上がって行く様と、不思議な恋愛感情が今までなかった弾正像として描かれた作品。毒の無い弾正・・・。複雑です。2013/11/11