内容説明
ぼくは12歳、妹は10歳、そして玲はその真ん中の11歳だった。しかし、同時に玲は、男の子のぼくと女の子の妹の真ん中の何者かでもあった――。兄妹が住む小さな町の岬の洋館に、美しい母子が引っ越してきて、兄妹たちの新しい日々が始まった。少年としてふるまう少女・玲の存在は、兄妹や仲間たちに様々な反応を起こさせ、そうしたなか、友情が育まれ、憧れが芽生え、子どもたちの時間が過ぎていく。
しかし、少年として育てられた玲の「ママの望む子供になりたい」という願いは成長とともに破綻して――。
子供から大人へと羽化する少年少女たちを描く長編小説。
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