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内容説明
国内および米国・欧州の工場、現場で稼動する「強者のシステム」とは。知られざる苦悩とは。クルマ・燃料電池からロボットまで、時代をリードする両者を徹底分析。
目次
第1章 ヴィッツとフィット
第2章 「攻め」のホンダと「守り」のトヨタ
第3章 「品質」のトヨタ、「コスト」のホンダ
第4章 カムリとアコード―米国での戦い
第5章 トヨタとホンダのDNA
第6章 トヨタとホンダが見る夢
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ツキコヨウ
5
ホンダとトヨタの考え方の違いが分かった。簡潔に云うと、ホンダは「個性的でやりたいことは何が何でもやり通す」トヨタは「よく考えに考えてまくって結論を出しやり通す」。ーー共通して思った事は、自分の事だけでなく相手の立場も思いやる。ーー最近ホンダがNSXを出した(1500万だそう)が、性能はフェラーリやらとあまり変わらないという。トヨタが出し抜かれた感があるが、如何するのだろうか、私的には…思いつかない。シェア率は世界トップだというが、シェア率だけが全てではなくそれぞれ良い物を持っている事が大切なんですが。2015/02/02
sr-yama
3
電車内読書で通読。それぞれの考え方が違うことを改めて認識。2012/09/17
虎ボルタ
3
2001年に執筆されたものらしいが、言っていることは面白い。曰く、■ホンダの場合、「夢」という言葉は、トップが社員をモチベーとするのに使っているだけで、エンジニアのメンタリティは逆にレーススピリッツ同様に、「勝つか負けるか」のいずれかという「超」現実的思考の人が多い。それだけに、ホンダのトップが口にする「夢」という言葉には虚と実がある。逆にトヨタの場合、トップは「夢」という言葉をほとんど使わない。(中略)逆に言うと、トヨタは「それができると分かるまでは、あまり大きなことを言わない会社」でもある。 ハイブリ2011/04/29
suzuki s
2
オーディオにて。日本の車業界で唯一残った民族系企業の2社。共通点や、相違点を見ながら2社の特徴が記されていた。トヨタの堅実に夢を口にせず叶えていく姿勢ホンダのとにかく夢を語り、目標に突っ走る姿勢どちらもかっこいいと感じた。2016/03/27
Kei
2
15年前の本なので外資とのアライアンスとも変わってて結構流し読みしました。これが書かれた当時トヨタは世界3位。トヨタとホンダが時代をどう作ってきたか、社風、車に対するアプローチの仕方がインタビューと共にある。この当時から2社はリッター30キロを視野に開発していた。それは最近実現されたことだけど、このハイブリッド標準装備の時代になって、先見の明があったのだな(もしくは2社が市場を作ったのかな)とわかる。そうした中でトヨタが世界1位になったと思うと感慨深い。2015/11/04




