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内容説明
8月の朝、嵐の海に消えた少年が半月後に見つかった。海から還った少年は奇跡の楽器になっていた!? SFマリーン・ファンタジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nono
14
漫画。海で溺れたアベル、無事に帰ってきた彼はまるで別人のようで⁉不思議世界の始まりです^^取り急ぎ次へ。2018/06/01
ふりや
9
ある夏の日、ヨットの事故で行方不明になったアベルは半月後に発見されますが、記憶も常識も喪失した状態になっています。仲間たちと共に過ごすうちに回復してきたかに見えたアベルの前に、謎めいた音楽教師アリアドが現れ、驚きの真実を告げます。アベルには宇宙の生命体が取り付き、その生命体は楽器であるという…なんの前情報も無しに読み始めたのですが、萩尾さんお得意のSFモノで、段々と壮大な展開になり、シリアスとユーモアを行ったり来たりするのも楽しいです。日本が舞台なのも良いですね。このまま第2巻に進みたいと思います。2020/10/05
還暦院erk
8
蔵書再読。あすかコミックス版を昔初めて読んだ時、絵の素晴らしさにうっとりしつつも、ストーリーがさっぱりわからなくて正直苦痛だった。今回の再読は、水玉螢之丞師匠のSF関連本のおかげで随分世界観の把握が出来て嬉しかった。衣服の模様や凝ったデザイン、海の描写、細かいカケアミ…美しい…でも主人公のキャラがどんどん変わっていくのについていくのが大変。まぁ事情が事情だからな(←ネタバレ厳禁)。アベルの親父が個人的には気に食わねぇ。2016/09/24
袖崎いたる
7
自我とか意識とか、哲学なんだよなぁ。少女漫画の自意識への洞察に触れると物語にうつつを抜かす少年漫画はいったい何をやってるんだーとか思ったり、なんてね。鎌倉で水死した少年が沖縄に流れつく物語。2020/05/11
ゆうたろう
5
久しぶりに読み返した。萩尾望都にしてはライトな作りなのでこちらも油断していたが、実はとてつもない名作なのではないかと思い始める。2010/04/16