死刑台のロープウェイ

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死刑台のロープウェイ

  • 著者名:夏樹静子【著】
  • 価格 ¥440(本体¥400)
  • 徳間書店(2016/04発売)
  • ポイント 4pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784198915599

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内容説明

箱根ロープウェイの搬器内で、室伏ナオミの刺殺体が発見された。ナオミは、一年前何者かに殺害された東行金属の前社長・室伏陽造の未亡人だった。彼女と二人で箱根のホテルに泊まっていたことから、同社の資材部次長・不二木達生に嫌疑が向けられる。アリバイのない夫の無実を証明しようとする妻・律子の苦悩…。鮮やかなラストシーンに息を呑む表題作等名品五篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヨーコ・オクダ

24
短編5本。被害者の妹、愛人、妻等いろんな立場の女性が探偵役となったり、犯行を企てたり。それらの多くは、近しい人、愛する人の立場、名誉等を守るため…。真相が分かった上で、主人公たちがどう動くかによって、ほっこり系、ダーク系、サスペンス系等々、様々なテイストが味わえる。お気に入りは表題作かなー?ロープウェイでの殺人事件の容疑者となった夫を救うべく、真犯人を件のロープウェイに誘い出し、大きな賭けに出た妻。ラストの緊迫感のある描写にドキドキ!そして、このタイトルの意味が最後にじわーっと効いてくる感じが良い。2022/02/06

アヴィ

1
表題作はロープウェイという密室での殺人。だがガラスが割れていたり、扉が破壊されていたりとそれほど密室であることに強い意味はなく、どちらかといえば皮肉なラストに至る前振りといったところか。代表作である蒸発のように人間消失のトリックも使われているが、やはりここだけはあまりうまくいってないのは夏樹静子らしさか。2025/03/21

ようようよーちゃん

1
高水準の短編集。止むに止まれぬ感情に突き動かされた探偵の推理行は、いつしか真犯人の暗い感情と相似形を描き出していく。2016/05/04

kanamori

0
☆☆★2011/10/18

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