内容説明
55歳で日本興業銀行頭取、戦後の日本経済の難問を解決し、「財界の鞍馬天狗」と呼ばれた男――中山素平。中山が好んで使う、「運を天に任すなんて」は、課題なり仕事なりに立ち向かうときの姿勢を指す。やはり中山が好む、レーニンの「問題は解決するために提出される」に通じる。40年に及ぶ親交をもつ著者が、男の〃気概〃を描ききった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うりぼう
4
石田禮助・石坂泰三との3部作は、どれも個性的で素晴らしい。2002/11/25
うりぼう
3
4年ぶりの再読。と言っても読んだこと忘れていた。こういうの書かせると城山三郎は、ホントうまいと思う。2006/08/20
たこらった
2
「財界の鞍馬天狗」と言われても鞍馬天狗がもう分らない。「戦後」だって一体どこの国と戦った後のことなのか思い出せなくなっている。昭和はすでに遠い。平成さえも忘れ始めている令和の今、中山素平は偉い人だったと言われてもピンとこない。「海外派遣・南方占領地区出張」などと来た日にはSFかと勘違いしかねない。「無私ではなく、欲もある。しかし、自分中心ではない」と自己分析する人が一生懸命働き、自ら求めずして興銀頭取となり業界再編等に大活躍、勲章などは断って元気に99歳まで生きて死んだ。明るい戦後のお伽噺もたまにはいい。2024/04/23
うた
2
タイトルにひかれて購入。戦中、戦後、高度成長、バブルを経て低迷期へ。流れに身をゆだねながらも、じっくりと問題に取り組む中山氏に感心。そうだよな、希望だけに満ちた時代なんてあるわけがない。2009/07/17
まちなかのノコギリ屋根
0
中山素平さんのことは全く知りませんでしたが、本書を読んで非常に興味を惹かれました。興銀の現役時代(何度も出入りしていますが・・・)、その後を含めて、このような仕事ぶりができるのかと思うくらいの人生の方だと思います。別の本も読んでみたいと思います。2025/04/04




