内容説明
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戦前戦後を通じ40年にわたって古寺を撮り続けた土門拳。不世出の写真家の眼が見つめた日本の仏像や寺院建築のもつ美しさと強さを、最大限に再現するビジュアルシリーズ。文字通りのライフワークより、法隆寺・東大寺・浄瑠璃寺を中心に、奈良の寺々をめぐったカラー・モノクロ写真を収録。自ら胸を打たれたものだけにカメラを構え、クローズアップして撮影した土門拳不朽の名作と、彼が好んだ寺や仏像の魅力を記した名エッセイを収めた古寺案内・大和編。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
目次
法隆寺と斑鳩(五重塔の邪鬼 聖徳太子は生きている)
東大寺と平城京(東大寺について)
浄瑠璃寺と石仏(ぼくの古寺巡礼)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinupon
45
写真の迫力やコメントなど、どれをとっても写真家土門拳の感性が見えてきます。2020/02/24
Shoji
41
奈良の古刹、法隆寺、中宮寺、法起寺、東大寺、興福寺、大安寺、法華寺、円成寺といった名刹の建築、仏像を銀塩写真で紹介し、エッセイを添えています。60年ほど昔の銀塩写真が渋くていい雰囲気です。奈良のいい所は、地味な所です。国宝建築が普通に建っていて、国宝仏像が触ろうと思えば触れるところに安置されています。どうやら土門拳はその殺風景さに美学を感じようです。奈良ラブの私にとっては素敵な一冊でした。 2020/02/16
einstein
29
『土門拳 古寺を訪ねて―斑鳩から奈良へ』読了。奈良の飛鳥、白鳳、天平文化の仏像や寺の景観を楽しめた。日本美術や写真のことについてはほとんど素人だが、お寺の自然との調和や仏像それ自体の神秘性が感じられる写真が多かったように思う。2015/10/25
Shintaro
29
本書に収められている寺にはほとんど行ったが、なかでも特に気に入って通ったのは浄瑠璃寺である。勝手にマイお寺と称して、関東から来た友人知人を毎回案内した。ご先祖様には申し訳ないが、ここで永眠したいと真面目に考えたりした。土門さんの写真と文章はストイックで、バイクのキックスタートのような緊張を強いられる。十一面観音のような、仏像の全人格性を見るには、ストイックな土門さんと、ゆる~い、みうらじゅん、いとうせいこうの「見仏記」の両方が必要ではないかと個人的には考えている。両書を携え、古寺再訪といきたいものである。2015/09/29
Y.yamabuki
16
お名前だけで、写真も文章も初めて。何といっても驚いたのは写真の迫力。ページを捲って、飛び込んできた見開きの「金剛力士立像脚部」。脚だけでこれ程まで、感動できるのかと。「盧遮那仏」の魅力的な横顔やまるでこちらが射竦められているかのように感じる「多聞天」と「広目天」。建築物も部分のアップが多いが、五重の塔の遠景も素晴らしく、チャンスを狙ってのご苦労が偲ばれる。何かに土門拳は「凝視する」入江泰吉は「眺める」スタンスと書かれていたのが、何となく分かった気がする。この小学館のシリーズ、手に入れにくいのが残念です。2022/05/27
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