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内容説明
人間にとっての最後の謎であった「無意識」。その扉をあけて、そこに首尾一貫した説明をほどこそうとしたフロイト。本書こそ、人間の心に関する現代の見解すべての根源となった。
目次
第1部 しくじり行為
第2部 夢(いろいろな難点と最初の接近 夢の解釈のいろいろな前提と技法 夢の顕在内容と夢の潜在思想 小児の夢 夢の検閲 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
48
夢の話だけだったら退屈で読み通せなかったことでしょう。その前に「しくじり」の話がされていて、それが面白い。フロイトの夢の話は家族関係の性的な問題に収斂しがちですが、「しくじり」は正反の衝突が葛藤になって生じる現象で、夢と異なり他人にも視認できる客観性がある。しくじりたくないという時にこそしくじりが生じる。最も知られたくない私秘性を他者に対して自分が暴露してしまうという天邪鬼的な心性など、どうしようもなく逆説的な関係が人間の本質をとらえていて、色々と考えさえられます。2022/03/13
さり
7
フロイトの心理学詳細に書かれている。2020/06/29
ともすけ
4
新潮版?は20年ほど前に読みましたが改めて中公クラシックスで読んでみました。非常に読みやすいです。新宮一成先生もどこかで推薦していた気がします。エディプスコンプレックスは明解に書かれていますし、夢分析も非常にわかりやすいです。性欲というものが幼児のころからあり、それがファルスへと向かっていく過程、そしてそれが多形倒錯に至るという説得力!フロイトを読みたい人はまずこの本から読むことをお薦めします。2巻を読むのが楽しみです。2012/12/12
ぺてん師
3
人間の行動はすべて秩序立てられた結果であるというのが主張。 「無意識」を認めない立場はある意味ロゴサントリスムっぽい? と思いきや唯物論でなく二元論の立場だしバカには難しい。2013/12/21
UCD
3
なんだかまとめるとすげー短くなるんじゃないか?って思った。いろんなところですでにフロイトの思想を知っていただけに、そんなに面白くなかった。2013/11/07
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