内容説明
墓石に“ここに永遠の処女眠る”なんて刻まれるような一生はいやだっただけ。■ぴったりした黒革に包まれた官能的な体、引き締まった長い脚。エンジェルはバーに入ってきた彼女を見て驚いた。話を聞いた限りでは、女学生のような女だとばかり思っていた。いや、中身は世間知らずな女学生そのものだ。こんな危険な場所に自ら飛び込んでくるのだから。くそっ、この仕事も楽ではなさそうだ。どうしよう、こんないやらしい酔っぱらいにからまれてしまうなんて。コーリーは窮地に陥っていた。このバーに入ったのは間違いだった。“いい子”でいる退屈な毎日から、抜け出したかっただけなのに。そのとき、背後で低い男の声がした。「彼女から離れろ」振り返ると、緑の冷酷な瞳、たくましい体、金のピアスが目に入った。どうみても救いの主には見えない……コーリーの不安はさらにつのった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文吾
8
★★★/ハーレクイン。本棚の奥深くに眠っていたのを発見、読了。古い作品ですが安定した流れで楽しめました。。しかし「いい子」でいる退屈な毎日から抜け出したかった割には、スタートのヒロインの立ち回りが下手すぎてちょっと気になりました。2016/03/25
みータン
4
軽く読み始めたけど、なんか後半行くほど良かった…。唯一この人だけ、と思える恋人の存在っていいよね;;しっかり再読しなくちゃw2011/08/27
サティーシャ
2
影での護衛のつもりだったのにバーにいる危なっかしいコーリーを助けたエンジェル。魂の相手なのに、自信がなくて離れてしまった。後半からグイグイよかった。2016/06/04
ちはや
0
2002.5.8 ★★★★泣
みしえび55
0
コミカルなお話で、取り巻く人物達も味があって良かったです。2015/07/30