ミステリーボニータ 暁の回廊（4）

著者名：長岡良子

秋田書店（2013/03発売）

• ISBN：9784253094726

内容説明

古びた政治、古びた社会を変えるには剣を抜かなければならないのか……!?　西暦645年、野心に満ちた男たちが立ち上がった!!　揺れる飛鳥時代を描く歴史ロマン完結編。新しい時代を彩る青春群像!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[井月 奎（いづき けい）]

読んでよかった、はあ、悲しくて切なくて愛おしくて……。返り血に染まる天智天皇（葛城皇子）は民人を人らしく暮らすために、人を殺めることをいとわない為政を行ったのです。その矛盾がこそ天智天皇が一代の傑物たらしめているのですけれども、流した血のぶんだけ自らの心も傷ついていきます。その流れた血は死ぬまで止まることはなかったでしょう。いやあ、読みごたえがありました。道昭、額田王もニクイ現れ方をいたします。

2022/07/27

[ninoko]

葛城皇子と蘇我入鹿は表裏一体。立場が違っただけなのね。

2014/06/23