なみだ

著者名：ももち麗子【著】

講談社（2011/10発売）

• ISBN：9784063411232

内容説明

女子高に巣くうセクハラ教師との闘いを描く、問題提起シリーズ、第５弾――!!　テニスでインターハイに出場したい!!　そんなひたむきな夢を追いかけ、部活の練習に励む高２の鈴木チカ。けれど、顧問の東堂の度重なる下ネタ発言や極端なスキンシップに悩まされることになってしまう!!　エスカレートしていく東堂の行為を学校側に訴えたチカだったが……!?　１００人中１人でも嫌だと感じたら、それはセクハラ――。この卑劣な教師は、ぜったい許さない!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[YO-HEY＠紅蓮ロデオ]

東堂が、おそらく指導者としての技術があるだけに許せないね。足元を見て脅迫する感じは非常に親身に嫌悪感が湧いてきます。ただ、最後はなんか強引。

2010/12/30

[十六夜（いざよい）]

こんな過度なセクハラでも高校生だとなかなか言えないものなんだろうなと思う。昨今は強い女性が多いので、証拠を集めておいてガツンとやり返す場合もあるのだろう。思わず”私だったらこうする”と思う反撃方法を色々考えてしまった。男女感の温度差を感じる作品だった。

2016/07/27

[読み人知らず]

セクハラです。男目線だとここまでセクハラしといてなんにも反応していない東堂先生の息子さんの機能に疑問を感じる。

2010/03/29

[まい]

東堂の行為は、どうみても嫌がらせでしかないのに、権力のために従わざるを得ないというつらい気持ちが、痛いほど伝わってくる作品でした。東堂のやった行為は、卑劣であるとしか言いようがありません。

[与末居]

“テニスの指導者”としてはいいのだけど。ただのエロ教師じゃないだけに残念だ。下心見え見え。必要以上のボディタッチしといて息子が反応してないのが気掛かりだけど…というかモロにタッチさせてるし。触るだけ見るだけとはいえ（もちろん駄目だけど）デリカシーに欠け過ぎ。夢とセクハラされた事実（一生ものの傷）とどっちが大事なの？　クライマックスは半分以上が文字責めで強引…半分も頭に入らなかった。

2013/11/18