新潮文庫<br> 京都 恋と裏切りの嵯峨野

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新潮文庫
京都 恋と裏切りの嵯峨野

  • 著者名:西村京太郎【著】
  • 価格 ¥583(本体¥530)
  • 新潮社(2014/09発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101285139

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内容説明

「私は、彼を殺します」嵯峨野の尼寺でそう記し、姿を消した女=ゆみ。京都で休暇中の、十津川警部が見かけた彼女の横顔は美しく、寂しかった。女の哀しい殺意と十津川のとぎ澄まされた勘が交わるとき、事件は静かに幕を開ける――。竹林で死んでいた、ゆみの姿。次第に明らかになってゆく、新興宗教団体の狂気と闇。貴船、清水、祇園祭。古都をあざやかに描く、旅情豊かな長編推理小説。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

12
「勝手に列車祭」第279弾。。。文庫コレクション548 冊目。。。平成13年 4月 1日 初版。我が中先生の久しぶりの京都ものである。こういう悲しい女を書かせたら中先生は強い。しかし、こう事件であちこち飛んでいるのに、月一回も旅行するなんて。いつもの通り、列車乗り放題、タクシーも載り放題、旅館は好きなとこに泊まれと贅沢三昧なのはかわらないけど、新興宗教の脆さ、危うさを感じる。 「一雨ほしいな。」2020/12/26

さくらんぼ(桜さんと呼んでね)

5
「私は彼を殺します」と尼寺で記して姿を消した女。この女を休暇中の十津川が追う。事件が起こる前から!2005/01/01

ルナ

5
全編が京都で東京は少しだけでした。 京都の旅情溢れる作品で楽しかったです。2014/05/07

greenish 🌿

4
「私は、彼を殺します」嵯峨野の尼寺でそう記し、姿を消した女=ゆみ。京都で休暇中の、十津川警部が見かけた彼女の横顔は美しく、寂しかった。女の哀しい殺意と十津川のとぎ澄まされた勘が交わるとき、事件は静かに幕を開ける―。竹林で死んでいた、ゆみの姿。次第に明らかになってゆく、新興宗教団体の狂気と闇。貴船、清水、祇園祭。古都をあざやかに描く、旅情豊かな長編推理小説

towerofthesun

3
被害者の筆跡をまねて手紙を偽造したり、警視庁の部下を上司に無断で京都の捜査に使ったり…相変わらず無茶苦茶な十津川警部だが、本作が山村美紗の急逝一年後に発表されたというのが、最大の見所ではないか。ほとんど京都を舞台にしてこなかった筆者が、河原町の「満亭」、嵐山の湯豆腐「西山艸堂」「嵯峨野」、「湯の花温泉の「翠泉」、産寧坂の「忘我亭」、にしんそばの「松葉」、南座前の「菊水」…など実在の店を登場させ京都の見所を描いたところに、特別な気持ちが読み取れる。これらはひょっとして、山村美紗との思い出の場所だったのかも。2017/01/31

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