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内容説明
仕事における人間関係を円滑にしたり、仕事をスムーズに進めるために、心理学の応用の方法を説いたビジネス書が人気を集めているという。本書も、副題に「仕事と人間関係69のテクニック」とあるように、そうしたビジネスへの心理学応用本の一つといってよさそうだ。たとえば、相手を説得しようとするとき、いちばん効果的な距離(これを人間[じんかん]距離という)は50センチであるという。また、親しくリラックスして話したいときは、テーブルの角を挟んで、お互いの体が90度になるように座るとよい。逆に人とかかわりたくないときは、テーブルを挟んで対角線上に座るとよいなど、知っているだけでも楽しい心理学の法則が、実際に起こりそうなビジネスシーンにからめて紹介されている。著者の渋谷昌三氏は、ベストセラーになった文庫『外見だけで人を判断する技術』(PHP文庫)の著者でもある。心理学を面白く読ませる視点と発想は折り紙つきだ。
目次
第1章 なるほどそうかの心理学(一所懸命説得しようとすると逆効果となるのはなぜ?;ウソかホントか、心理学による見抜き方 ほか)
第2章 わかれば深い心理学(相手を説得したいときは五十センチまで近づいて話しかける;少しゆっくり話すほうが説得力は増す ほか)
第3章 攻めと守りの心理学(若者にヤル気を出させる技術;新人研修は厳しいほうがヤル気が出る ほか)
第4章 知恵ある会議の心理学(会議は出席者の人間心理を読む場;狭い部屋だと雰囲気が悪くなりやすい ほか)
第5章 上司たるものは、の心理学(思い切って部下に相談してみる;部下の能力に合った要求水準を立てよ ほか)