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内容説明
学校は出たけれどもっと勉強したい人、抽象的な議論がどうも苦手だという人。そういう「バカ」たちのために、本書はひたすら「事実」に就くことを指針とし、インチキ現代思想やオカルト学問、一時の流行に惑わされず、本を読み勉強するための羅針盤となるべき一冊である。本邦初「読んではいけない」リスト付き。
目次
第1章 「難解本」とのつきあい方
第2章 私の「知的生活の方法」
第3章 入門書の探し方
第4章 書評を信用しないこと
第5章 歴史をどう学ぶか
第6章 「文学」は無理に勉強しなくていい
終章 「意見」によって「事実」を捩じ曲げてはならない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
185
自分の能力にあった読み方をすることが大事なんだなと思った。2014/12/02
ひなっとぉ
31
66点…著者が話題にあげる方々の殆どを自分は知らないし、なんちゃら学(文)芸文庫てなものは読んだことも手に取ったこともないので、その時点で「バカ」以前なのかもしれません。ただ、統計や歴史などまずは「事実」に就くというのは大切かもしれませんね。とりあえず司馬遼太郎あたりを読んでみようかという気になりました。2012/03/24
てつ
28
小谷野節炸裂。その正当性は学者でない私にはわからないし、氏ほどの読者量もない。ただひたすら小気味良い。2023/11/01
ヨミナガラ
26
“ブルデューの『ホモ・アカデミクス』(藤原書店)という本は、読みにくくて途中でやめてしまったのだが、その冒頭のところに面白いことが書いてあった。というのは、デリダとかドゥルーズとかフーコーとか、そういうフランスの思想家に魅力を感じてフランスにやって来たアメリカ人の学生が、ブルデューを訪ねたという。ところがブルデューは、君の言うような人たちというのはアカデミックな書き方をしないので、フランスのアカデミズムでは学生指導を認められていない、と告げたら、その学生はびっくり仰天したというのだ。”2014/08/11
金吾
23
△題名にひかれましたが、あまり参考になる話はありませんでした。他作品等の否定の仕方はツボに入る部分もありましたが、全体は未消化になりました。2024/02/23