内容説明
観光地として根強い人気があるヨーロッパ。旅行に行く前にヨーロッパについてある程度の知識を持っておきたい。はたまた、ヨーロッパ自体の歴史や文化に興味がある。本書はそんな方に最適のヨーロッパ史の入門書です。ガイドブックよりはるかに詳しく、専門書よりも断然読みやすく書かれています。本書は通常の歴史書のように古代から現代にいたる時間の流れに沿って書かれていません。「ヨーロッパ精神」を形づくっているものを15のテーマに分け、さまざまな時代の出来事の中からそのテーマをよく象徴するものを取り上げました。こうすることで時間の流れでは見えなかったヨーロッパの本質がくっきりと浮かび上がってきます。また、なにも最初から順に読んでいく必要はありません。好きなテーマから、関心のある出来事からつまみ食いしていただければけっこうです。きっといままで気づかなかった新たなヨーロッパの姿に出会うことでしょう。
目次
名家―西洋史を形づくった高貴な血統
怪異―ヨーロッパの暗闇に光を
異郷への誘い―まだ見ぬ世界へ向かって
女性―歴史を彩った一方の主役たち
独裁―神をも恐れぬ所業
キリスト教―ヨーロッパ人の精神基盤
地中海―東西文化の架け橋
革命―変革と停滞に揺れながら
民族―大国の狭間に生きる
芸術・文化―ヨーロッパ文化のルーツを求めて
騎士―ヨーロッパ中世の花形
祝祭―連綿と受け継がれる伝統
建築―歴史が息づく景観
アカデミー―いまにつながる学問の系譜
都市―盛衰をみつめつづけた証人
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
3
ヨーロッパの歴史を15のキーワードに分けて2ページ1テーマでまとめている。聴いたことがあること・ないこと、時系列なし、地域もヨーロッパ内あちこちで体系だってはいないが、そういうタイプの本。興味の全くないキーワードはさっぱりだが、読むのに丁度よい。2017/08/04
まままま
1
白黒だけど写真もあり、まぁまぁ。 ただ、世界史の勉強をしてからじゃないとサラサラとは読めず、難しいと思います。2022/07/19
k_
1
地上から消し去られた東欧の大国 ポーランド分割(162-163)教科書に書いてあることをちょっと詳しく解説してるだけでした2014/04/06
なつき
0
ヨーロッパ史の小ネタ集。堅い史書を読んだ後に、トリビア的に読むと面白い。2011/11/21