ハヤカワ文庫JA<br> さらば長き眠り

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ハヤカワ文庫JA
さらば長き眠り

  • 著者名:原リョウ【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 特価 ¥506(本体¥460)
  • 早川書房(2013/08発売)
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  • ISBN:9784150306540

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内容説明

四〇〇日ぶりに東京に帰ってきた沢崎を待っていたのは浮浪者の男だった。男の導きで、沢崎は元高校野球選手からの調査を請け負う。十一年前、八百長試合の誘いがあったのが発端で彼の義姉が自殺した真相を突き止めてくれというが……沢崎シリーズ第一期完結の渾身の大作。「世紀末犯罪事情」収録

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

W-G

300
間違いなく面白く、第一期終了にふさわしい内容。作品単体で見ると、魚住との邂逅までに時間をかけすぎであるし、中盤まで高校野球の八百長を下敷きに進行してきて、終盤でいきなり能の家元が重要な役割を持って出てくるあたりに流れの断絶がある。無計画に書き進めた連載物のような散らかり方を随所に見せる反面、その中でこそ生まれる余地のあった、過去作品登場人物のカメオ的出演や、お馴染みのメンバーである相良や錦織とのアレコレが、キャラ披露の場面として存分に活かされており、最大の魅力となっている。皮肉で笑える比喩も絶好調。2023/06/21

ミカママ

288
読み友さんの好意により、シリーズ遡って全作読ませていただいているが、いよいよこれが(未読としては)ラスト。400日間、東京を離れていた沢崎、帰京したと同時に新たに事件依頼が...。カッコいい!面白い!ので、それほど長さは苦にならないんだが、やはりもっと校正のしようがあったんじゃないかな。事件の真相も、ええぇ?的な。とはいえ、以降新作は望めそうもなく、これがラストかと思うと寂しい。実はあたしは、橋爪のファンでした(笑)2017/12/09

修一朗

129
沢崎シリーズを読破すると決めてからもたもたいしつつもやっとこさここまで来ました。一作ごとの間隔は長いのに全くもってスタイルが変わらない。ブルーバード・両切ピース・伝言サービスに錦織警部に清和会と一言言わずにはいられないワイズクラック。折々に時事コメントがあるのであぁその時期かとわかるけど。11年前に自殺として処理されていた事案を乱暴かつ丁寧にほぐしていくプロセスがかっこいいのだ。苦労して明らかにした真相がチープだったのにもかかわらず減らず口で締める。まさにやせがまんダンディズム。次,最終作へ。2025/03/14

タックン

112
原りょう4冊目。(私が殺した少女)に並ぶ傑作だと思う。 11年前の高校野球の八百長事件の嫌疑をかけられた男とその姉の自殺の謎を追う探偵沢崎・・・・。真相は本当予想もしないほどの驚愕の事実だったな!!その事実の前に沢崎が真相を暴いて題名のごとく長い眠りを覚ましたのがよかったのか?悪かったのか?でも自分たちを守るためにあんなことしてはダメだよなあ・・・。少女2人の人生が悲しい。とにかく面白いのでお勧め。また再読しよう。2018/05/07

toshi

106
1995年の沢崎シリーズ長篇第3作にして、第一期完結品。相変わらず文章にリーダビリティがあり、沢崎の気の利いた軽妙洒脱な語り口に思わず笑みが漏れてしまいました。本作もシリーズの他作品同様、複雑なプロットながらも、沢崎の魅力満載で、ページを捲る手が止まりません。惜しむらくは作者が既に亡くなっていることで、かえすがえすも残念です。巻末には本作から5年後を描いた掌編「死の淵より」が収録されています。2026/08/01

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