内容説明
自分のがん治療法を決めるのは患者自身だ! がん死の恐怖に煽られ、がんと闘わさせられて、苛酷な治療に苦しむ患者たち……。手術はほとんど役にたたず、抗がん剤治療に意味のあるがんは全体の一割にすぎず、がん検診は百害あって一利もないことを知ろう。無知や誤解にもとづくがんについての認識を改め、後悔しないため、自分のがん治療法は自分で決める。そのための書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カイ
7
確かに言われてみれば、患者が癌と闘うっておかしな話なのかも。精神的な話ならともかく、癌細胞も自身の体の一部なわけで自分自身と闘ってるって意味になってしまう。 がんで死ぬことを病死ではなく、あくまで自然死のひとつって考え方にはハッとさせられた。2013/01/15
H
4
癌と闘ってはいけないことは良く分かったけど、人間ドックを受けないわけにはいかないし、早期発見されてしまったらどうやって抵抗すればいいのかは悩ましいな。2024/07/18
N.Y.
4
賛否がわ分かれているようですが,大凡常識だと思っている考え方とは異なる考え方もあるという意味では読んでおくほうが良いと思う.ただし,数字で説明している部分の「多く」は読むに値しない.全く論理性がない.一方で,自分が望む治療は何なのか?抗癌剤によって受ける副作用は何なのか?有効とされた抗癌剤とはどういうことなのか?知らないまま医師に従うのか?望むのか?望まないのか?切ることで治るのか?切らないことで治らないのか?余命とは何か?がん検診に何を期待するのか?知らないまま進まないために考えるべきことが書いてある.2016/01/31
Nobuyuki Kagayama
4
この本は、2000年に出版された本ですが、最近週刊誌で著者の近藤先生のことが取り上げられていたので、読んでみました。まあすごいことが書いてあります。 いままで自分が理解していた癌治療について、180度視点が変わることが次々と書いてあります。昨今二人に一人が癌で亡くなる時代。自分がもし癌になった場合どう対処すればいいか、その指針になると思います。ほんと、驚きの書です。読んでおいて良かった。2013/05/31
山下 賀久
4
保険の仕事をしていて、がん治療はとても大きな関心ごとのひとつです。先進医療を含め、通院での抗がん剤治療など様々な治療法があり、年々変わってきていますが、ここに書いてある内容には正直驚きました。 抗がん剤の効くがんは全体の約1割で、それ以外のがんには効かないか命が縮むことが多いそうです。また、日本では手術がメインですが、海外では放射線治療もかなり多くなされているそうです。 そしてなによりもがんは老化であり、年を取ってからのがんはそのまま放っておくのがいちばんいいそうです。 がん治療の向こう側にある儲けの裏側2013/02/14
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