ねむりねずみ

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ねむりねずみ

  • 著者名:近藤史恵【著】
  • 価格 ¥495(本体¥450)
  • 東京創元社(2012/04発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
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  • ISBN:9784488427023

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内容説明

ことばが、頭から消えていくんだ――役者生命を奪いかねない症状を訴える若手歌舞伎役者中村銀弥。後ろめたさを忍びながら夫を気遣う若妻。第一幕に描出される危うい夫婦像から一転、第二幕では上演中の劇場内で起こった怪死事件にスポットが当てられる。二か月前、銀弥の亭主役を務める小川半四郎と婚約中の河島栄が、不可解な最期を遂げた。大部屋役者瀬川小菊とその友人今泉文吾は、衆人環視下の謎めいた事件を手繰り始める。梨園という特有の世界を巻き込んだ三幕の悲劇に際会した名探偵は、白昼の怪事件と銀弥/優の昏冥を如何に解くのか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

324
近藤史恵さんの第2作は前作の陰惨な大量殺人ミステリーとは打って変わって歌舞伎の世界を舞台にシリーズ探偵・今泉文吾と助手・山本公彦が登場する少しだけ穏やかな作品になっていますね。それから地味ですが、ミルンの童話を引用した童謡殺人の趣向も加味されています。最初に穏やかとは書きましたが、最後まで読むとやはり著者らしいイヤな殺人ドラマになっていまして今回の感想は「天才と狂人は紙一重」という印象でしたね。一点だけ心配したのは言論の自由とは言え、本書が歌舞伎に対して少しマイナスのイメージを抱かせるという懸念でしたね。2022/07/26

相田うえお

136
★★☆☆☆18024 歌舞伎公演中に人が刺されて死んでいた。時期同じ頃、物の名前を少しづつ忘れていき声まで出なくなった歌舞伎役者が。戸惑う妻。と始まる話。謎解き結末は少し強引かと。。脱線話を『いろは』って上手くできてますねぇ〜。色は匂へど散りぬるを 我が世誰そ常ならむ 有為の奥山今日越えて 浅き夢見じ酔ひもせず。話は変わりますが、歌舞伎役者って眼鏡やコンタクト駄目でしょ?どうしてるのかなぁ?あと、オーケストラで風邪で咳が酷い奏者とか??おまけ!赤穂浪士47士とAKB48系グループは似ている。人数だけ。。2018/03/25

小梅

115
近藤史恵デビュー作の次に書かれた2作目。 歌舞伎ミステリー? 歌舞伎を観てみたくなりました。2016/05/18

ダイ@2019.11.2~一時休止

113
探偵今泉その1。歌舞伎ミステリー?。ちょっとそのトリックは・・・って感じですが歌舞伎を楽しむ作品?2017/10/09

ばう

73
★★近藤史恵さんの歌舞伎ミステリ(私が勝手に命名😅)を読むのはこれで3回目。う〜む、これは後味が悪い。真相が分かっても何だかモヤモヤする。歌舞伎に魅入られた男達に振り回された女達の悲劇、というイメージで読了。いやはや、芸の道を極めるためにはどんな犠牲を払っても構わないとは恐ろしい世界です。2022/08/03

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