内容説明
三河湾・西浦温泉で白昼の惨劇が起きた。旅行者の女性が、突然、宿泊先の板前を殺し、直後に自殺を遂げたのだった。捜査が進むにつれ、伊豆半島河津七滝、下諏訪とまるでこれを再現するような事件が続発していることが判明した。十津川警部は、この事件のうらにある符丁に着目していた。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
9
「勝手に列車祭」第275弾。。。文庫コレクション543冊目。。。2000年10月12日 初版。。。西村先生久々の社会派ミステリーである。この本の単行は1998年ですから、ちょうどそんなことを言っていた気もします。宮崎勤事件に触れていたり、多重人格者に焦点を当てています。医療関係の殺人事件と吾らが十津川警部は考えるのですが、同時に医療関係は証明が難しい。そこで吾らが十津川警部が最後に取った手段とは。。。しかし赤電話を使っていた警部が携帯電話を使うようになり、いつの間にか吾より年下になってしまった。2020/10/15
あーさー
2
十津川警部シリーズの一作。手堅い内容ではあるものの、犯人の手法が私にはハマりませんでした。110円だったので文句はないですが。2023/10/11
えるもる
2
3つの事件に隠された真実には驚いた。二重人格は、少し恐ろしいと感じた。今度、録画しておいたドラマ版も観るつもり。2017/11/03
ふみ~
2
(2000/11/15当時の感想)◆最近の傾向なのかどうかわからないけど,あの電車トリックは今回はまったく無かった。電車の時刻すらほとんど出てこなかった。今回のテーマは「洗脳による遠隔殺人」らしくって,いつものとはかなり毛並みの変わった作品だったかなぁと。◆珍しく十津川警部のダーティな捜査の仕方が見れて,おおっ!!って思っちゃったけど。
Kiyoharu Lee
1
今回の事件のテーマは催眠術殺人。 よく考えたら、もし催眠術はこんなに簡単に人間を操作することができれば、罪が横行することになるでしょう!2018/03/01