内容説明
無言の110番がかかってきた。現場へ急行すると、モリネシア領事館の通訳が殺されていた。その死体の横には、傷を負った男も倒れていて、その男を容疑者として捜査が進められる。が、彼は記憶を失っていた。外交特権もからむ難事件。石橋を叩いても渡らない〃グズ茂〃検事・近松茂道がたどり着いた意外な真実! 港町・神戸を舞台にした、本格推理の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
201
★★★☆☆ 近松検事シリーズ。 殺人事件の容疑者として逮捕された男は記憶喪失を主張し、その名前や戸籍は別人の物だった。この魅力的な謎をメインにフレンチ警部ばりの地道な捜査を続ける近松検事と警察軍団。 話はそこそこ面白かったが、とにかく進行が地味。その中では超脇役の刑事とこれまた超脇役のメイドが恋に落ちるエピソードが唯一華やかな場面だった。 なお、山口警部が接見指定や別件逮捕を当たり前のように考えていることには激しい憤りを感じた。昔の話とはいえ、これでは冤罪が続出しても当たり前。2021/01/31
ranako
2
記憶喪失の男。殺人をやったのは本当に彼か? そして彼は本当は何者か? いかにも人権派の優秀な弁護士。 まるで霧の中にいるような見えない事件。面白いがちょっとイラつく。Xの正体はきっと海の向こうからやってきた工作員だと途中から私の心には妙な信念が湧いてきた😊 2021/12/14
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