内容説明
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没後いつまでも輝きを失わない向田邦子の作品群。そのドラマたちを徹底的に分析、描かれる人間模様の底流に在る作者の心情を例証していく。この一冊で向田ドラマと小説のすべてが理解できるにちがいない。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
myaown
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TVドラマ、小説を通して向田邦子の作品世界の変化を訓み解く。ここのところ向田邦子作品を(本人以外の作品も含めて)順不同に読んできたが、つくづく読む順番は大事だということ。TV再放送の阿修羅のごとくを見たためにそこから読み始めたのだが、そこは丁度向田邦子の作品世界が変化し始めた頃でもあった様だ。いつか全集などで順を追って読んでみたいと思う。彼女の死後ドラマはネアカ一辺倒になってしまったとあり、彼女がその時代を生き続けていればドラマの様相も違っていたかもしれないとあった。2019/09/06