内容説明
ストーカー、幼児虐待、引きこもり、いじめ……。若者や主婦たちを蝕んでいる問題の多くは「見捨てられる恐怖」が原因である。彼らの多くは「一人でいると不安でたまらない」「見捨てられるのが恐い」と強く訴える。最近、ストーカー殺人が多発しているが、彼らの多くは四、五歳の子供のような愛情欲求から相手にしがみつき、それが叶えられないと、怒りを爆発させるのだ。序章 「仲間はずれ」と孤独におびえる現代人、第1章 「しがみつき」の精神分析、第2章 見捨てられることを恐れる人たち、第3章 「愛情を失うのではないか」とおびえる心理、第4章 まともな対人関係を築けない若者たち……など、本書では、著者が出会った様々な症例や、最近の異常犯罪??桶川ストーカー殺人、音羽の春奈ちゃん殺害事件、新潟の女性監禁事件など??を取り上げながら、現代人の心を蝕んでいる「見捨てられる恐怖」の問題を鋭く分析し、解決の方向を示唆する。
目次
序章 「仲間はずれ」と孤独におびえる現代人―「一人でいる不安」にさいなまれ、コミュニケーションに依存する心理<br/>第1章 「しがみつき」の精神分析―ストーカー、ボーダーラインの病理と見捨てられる恐怖<br/>第2章 見捨てられることを恐れる人たち―主婦たちの孤独、そして幼児虐待<br/>第3章 「愛情を失うのではないか」とおびえる心理―日本的な超過保護とボーダーラインの精神病理<br/>第4章 まともな対人関係を築けない若者たち―いじめ、引きこもり、そして異常犯罪<br/>第5章 日本人の寂しさ、そして孤独への不安―「分離不安」と芸術による癒し<br/>第6章 若い女性をむしばむ拒食症の病理―母に見捨てられたある女性の軌跡<br/>第7章 心の癒しと自立に欠かせないもの―母子分離をうながす「移行対象」<br/>終章 母性に支配されている日本人―神話の昔から現代まで続く深層心理
感想・レビュー
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