角川文庫<br> 12皿の特別料理

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角川文庫
12皿の特別料理

  • 著者名:清水義範【著者】
  • 価格 ¥572(本体¥520)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041804162

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内容説明

インドに出張中、交通事故に遭い、現地で入院してしまった夫が食べたがる「おにぎり」。おコメに梅干にノリ。海外ではなかなかそろわない食材を探し歩いて妻が作ったおにぎりは……。忘れられない思い出が詰まった料理が誰にも一つはあるはず。別れた夫と新婚のころ食べた鱈のプロバンス風、左遷された会社員がストレス発散に作ったそば、夫の浮気に気づいた妻が作る八宝菜。楽しい思い出、苦い記憶、そんな泣き笑いをたっぷり詰め込んだ12品の料理小説集。温かいうちに召し上がれ。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちさと

23
秋は日照時間が急速に少なくなり、それに比例してセロトニンの分泌も減少して食欲が増すらしい。そんな食欲の秋ぴったりなお料理にまつわるアンソロジーです。人生長くやってるとその折々でお料理にまつわるエピソードも増えるわけですが、ここに出てくるお話のいくつかは誰しも身に覚えがあるんじゃないかな。ドーナツのお話が1番好き。余談ですが清水さん本書でも、こそこそと名古屋をディスるのも忘れていない。2022/11/03

たか

14
それぞれの料理を絡めた短編。料理の作り方も勉強できて楽しめた。ひと手間かけることで料理っておいしくなるんやなって思った。2018/08/05

かしまさ

9
お腹がすいてくる本。どの料理も作り方まで丁寧に説明してくれている。味の記憶、大切だね。軟弱なきんぴらは認めない。2016/02/02

miwapicco

8
ぬか漬け始めたよ、ということでリピート。 結局全部読む。 エピソードもレシピも、もう全部知ってるんだけど😆2019/08/25

きりぱい

7
面白かった。食べ物がテーマの短篇だけれど、時々著者の横やりが入りつつ料理の手順が詳細で、これだけでレシピとして作ることが出来る。新婚の夫の料理の手際良さに悲しくなる妻や、娘かわいさで料理に励む夫がいたり、嫁いで知る味のカルチャーショック、初めてのひとり暮らしの挑戦料理と、もう八宝菜なんてひどい。カレーひとつとっても四つの家庭の四通りのカレーが顕著に現れ、この作り方の差!と笑える。料理初心者に共感するか、料理極め派に共感するか、やっぱり料理は食べてくれる人がいてこそなんだなあ。2014/01/25

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